それがし、同人活動を始めて幾星霜。数多の同人誌を生み出し、数多の修羅場を潜り抜けて来た。
名を、感想来ない侍と申す。
来ても「萌えた!」の一筆では判断つかぬ。萌えたなら嬉しいが、何処がでござろう?全部であれば狂喜乱舞するのだが。あぁ、心に巣食う承認欲求の化け物を飼い慣らせぬ。この未熟な剣を一体ぜんたい何に向ければよいのでござろうか。
さりとて人様の原作をしようが此度も感想は来ず、来ず。来た!無論、漫画描いてくれた侍の所にでござるよ。微妙な面相をしていると思ったら、なんと中身はストーリーの感想であった。えぇっっっ!?絵の感想は無いのでござるか?頒布数、それがしと本気で桁違いなのに!?こんなに魅力的であるのにぃ!?ていうかこれ感想ちゃう、あらすじにござる…丁寧にあらすじを追ってくれた、その心意気を有り難く頂戴した。
斯様なことがあり辿り着いた境地がタイトルにござる。前までは「感想ないのが感想」みたく思ってたそれがしであったが、そうではなく。
皆、感想、下手。
感想を抱くのが下手なのであろうか、言葉にするのが下手なのであろうか。シャイなハートすぎるのであろうか。何処から何を感じたか、その一筆だけでそれがし、喜んじゃうが。これは高望みでござるか?この世の日本語教育に問題があるのでござろうか。それとも消費社会のせいか?
エゴサもマシュマロも解せぬ。何故それがし自らクレクレ行為に身を投じなければならぬのか。そのような時間は制作に充てさせてくれでござる。「俺の趣味じゃなかった」と噂されているのを見て以来、それがしの中ではエゴサご法度なのでござるよ。それがしガラスハートだから。
最近ござる口調を聞くと全部乾伸一郎ボイスで再生されるので困る
リピーターが最大の感想じゃね 逆に買いもしないのに感想言われて嬉しいか?
感想の巧拙なんて言われたら怖くて出せなくなる人が大勢なんじゃねぇかな