この社会は不寛容で余裕がないからどうしてもどこかで割を食う人間がいるんだ。
この社会に有るリソースをパイで表すなら、そのうち2割は腐り始めていて1割はもう腐っているんだ。
その3割を誰かの口に押し込んで「食ったぶん働け」と言えないと社会は回らんのさ。
何のかんのいって人類はまだまだ貧しいし、何よりせっかく豊かになっても肥えた奴らがパーキンソンの法則を発動させてもっと寄越せと喚き散らすからね。
さて、それじゃあその3割ある腐ってるパイの分誰が割を食うべきか、それを決めないとならん。
そういうときに便利なのが、「こいつには何もしてもいい」っていうレッテルなのさ。
だって、いちいち丁寧に分配するのも面倒だし、平等とか言って一口ずつ皆に腐ったパイを配ったりしたら全員が腹を壊してしまいかねないだろ。
腐ったパイを常に回されてもしょうがないポジションの人間を用意して、徹底的にそいつらに押し付けていくのが一番効率的なわけよ。
そこで便利だったのが黒人奴隷だ。
数も十分にいたし、肌が泥で汚れたような汚い色をしてて不潔だし文明レベルも低いし天パだっていう立派な被差別民たる理由があった。
それをあろうことかどっかの誰かがぶっ壊しやがった。
どうなったかは見ての通りだ。
オタクだとかホモだとかそういう「差別されて当然と言える」理由をでっち上げるのに皆必死な社会さ。
全ての問題が何処に有るか。
ずばり、黒人奴隷の開放だね。