飲み会という名の社内接待…歓送迎会や新年会、忘年会、決起大会、そして、出張者のアテンドなどは、プライベートの予定がない限り参加していた。
それが会社員としてのマナーだと、若手の義務だと、そう思ってきた。
勧められるままにお酒を飲み、相手のグラスが空く前に注ぎまくってきた。幸いなことに、飲んでも飲んでも、顔色は変わらなかった。
入社して職場の飲み会に出席した時に、自分は飲み屋のネェちゃんか、とかと面食らったか、それにも慣れた。
月日が流れ、結婚したり、妊娠したら、飲み会を断りやすくなった。
まず、理由を詳しく言わなくても納得してもらえる。
特にこれといった用事がなくても、出席できない理由ができたため、私本人の問題だけど、断りやすくなった。
さらに、引き止められることがなくなり、断ることが面倒ではなくなった。
飲み会は付き合いだ、といって家庭のことをせずに飲み会が多いのが、会社員の旦那のステレオタイプだけど、それが事実なら、その旦那は、仕方なく参加してるのではなく、望んで参加してるんだと思う。
自宅でも飲まなくなったのは、夕飯時にアルコール飲料を一本でも飲むと、夜中にトイレに目が覚めて、その後、眠れなくなってしまうことに気づいたからだ。
飲み会でたらふく飲めば朝まで目が覚めないけど、自宅で少量嗜むと、そうなる。
そして、何より、お酒を飲まなくなって、体調が良くなった。睡眠の質もよくなった。そして、自然とお酒を欲しなくなった。
今までは、飲み会ではお酒は飲めるうちは飲むの、自宅で飲むのが大人、だと思っていた。今は、飲みたければ飲むべきであって、惰性で飲むのは止めた方が調子が良い、と思ってる。