人工知能研究者。過去5年以内に、人工知能分野のトップカンファレンスに筆頭で論文を通している。
声を大にして言いたいことが2つ。
人工知能は国際的にもこのまま伸びるとは思う。でも、日本がそこで主要なプレーヤーになれるかはわからない。
今は世界全体で伸びてるから企業も投資してくれてるけど、日本が人工知能じゃ這い上がれない事が分かったら、キュって財布の紐を占めて他の道で生き残る方法模索するでしょ。
まぁ、投資だから研究職ポストは任期付きばかりなのだろうが、任期つきポストじゃぁ、こわくて動けない人多いし、いい人が集まらない。
だから、トンデモ人材に引っかかったりするんだよ。任期付きの研究職ポスト増やしてくださいよ。
その昔、今の人工知能のように、バイオとか生命工学がもてはやされた時があったんだよ。つい15年ぐらい前の話だ。
バイオ人材不足とか言われて、大学院がたくさんできて、大量のバイオ修士・博士が養成された。が、5年ぐらいでブームが去り、大量のバイオ人材余り。
どこにも雇ってもらえないとか地獄絵図とか、そういう話をひたすら聞いた。
今の人工知能も、後5年かからずに同じ轍を踏むよ。よほど自信があるやつ以外入らないほうがいい。
そもそも、人工知能なんてアメリカの方が強いんだから、本気で人工知能やりたいならアメリカ行った方がいいよ、マジで。
5年後は、日米の人工知能分野の差、更に開いているだろうし。