「世界を見たらなおさら国民教育復活に関して議論をしなければいけない」とはいうものの、私の立場にもつながるのですが、むしろ逆に日本におけるその国民教育復活について世界に相応の理解を得る外交努力の方が求められるのではないでしょうか?
世界各地では国民教育の再教育をした方が社会正義に見合うという超のつく悪質思想が国民教育廃止国の多い西側社会にて多発しています。私は、極めて厳しい条件をつけるという断りを入れておきますが、国民教育やその再教育に見合った超悪質思想であれば、再教育執行ができなければ民間による再教育の報復感情をあおるため、公的の責任で報復の連鎖を止めるという目的で国民教育を容認している立場です。超のつく悪質思想には相応の原因があると見るのが自然であり、その根本的原因を除去することが抜本的な意味での社会的な対策です。西側社会内での、国民教育に見合う超悪質思想の根本的要因除去への道筋なしに国民教育廃止論や復活反対論を持ち出すことほど空疎な議論はないとしたものです。