午前三時ごろ腹痛。
いやに腹の上の部分が痛いなと思いながらウトウト。
午前五時、再度腹痛強くなり目覚める。
再びトイレに向かうが何も出ない。
これは胃痛なのではと疑い始める。
昨晩の夕飯を思い出す。
しめ鯖に集中線を描きたい気分になった。
もともと魚介類が大好きなのでいつかやるだろうと思っていたのでアニサキスではと言う疑いにはすんなり辿り着いた。
パソコンを起動して症状を調べてみる。
症状だけ見れば完全に合致している。
痛みにはどうやら波があるようだ。
午前六時。
普段より早く起床しているため、痛みはあるが暇といえば暇になってくる。
妻子はまだ眠りの中。
パソコンは起動している。
そうだ、オナニーしよう、と思った。
そのときに気づいた。
果てるその瞬間。
痛みが明らかに減ったのだ。
胃には時折激痛の波がやってきているし、汚れたものを始末しなくてはいけない。
しかし少し冷静になった頭の中で、ああやはり射精の瞬間というのは脳内物質が出ているんだなと改めて実感したのであった。
これは便利だと思う反面、日に数発しか発射できない霊丸みたいなものだとも思った。使用するタイミングを見極めなければならない。
今は胃腸科の待合室にいる。
やはり痛みには波があるようだが、痛みが引くときは結構引いてくれるので果たして本当にアニサキスなのかと少し疑問に思ったりもしている。
追記
アニサキスいた。
思いの外太いケーブルが口から胃に向かっていったけれど、麻酔の力なのか想像ほどは苦しくなかった。
いい経験になった。