ついつい考えすぎる性格 と 貧乏根性 のせいで、物を買うのにものすごく時間がかかる。
最近では、単純に「物を買う」というより、「物に投資する」スタンスに近くなってしまった。
価格(投資額)に見合った価値(利益)を得られるかどうか考えて、納得しないと買えない。
実際に買って使ってみて、予想通りの効果(=利益)が得られれば、次からもそれを買う。
予想を裏切る結果(=損失)だったら、さっさと諦めて次を探す。
貧乏根性はあるんだけど、”もったいないから”と言って期待外れの商品を我慢して使い続けることはしない。その物を見るたびに、後ろめたさというか罪悪感を感じるから。
さっさと捨てちまうか売り飛ばして、嫌な思い出は忘れてしまう。
だから、物を買う前に、捨てるときのことを考えてしまう。投資で言えば「出口戦略」か。
売るのか、捨てるのか。捨てるんだって、燃えるゴミや燃えないゴミで出せればいいけど、粗大ごみとなると面倒くさい。重くてかさばるものは最悪。
最悪なのは処分ができずに、我慢して使い続けるしかない場合。価値のない不動産とかね。固定資産税や維持費用ばかりかかって売るに売れないやつ。
そういう意味で、もっとも清々しい(?)のは「モノ」より「コト」にお金を使うことだと気づいた。
美味しいものを食べるでもいいし、旅行に行くでもいいし、キャバクラや風俗に行くでもいいし。
とにかく、いまこの瞬間を、いかに楽しく快適で素敵なひとときにするか。そういうことには気兼ねなくお金を使える。(もちろん費用対効果も気にするけど)
「コト」であれば、投資した瞬間に文字通り消費されて消え去ってしまうので、後腐れがない(と思う)。
残るのは「思い出」だけ。美味しかったね、楽しかったね、可愛かったねー。
そうやって思い出が蓄積されていくってのも、それはそれで悪くないと思う。