今話題のキリンビールですが、パワハラ職場のことではなくて、一番搾りだけを使う理由がよく分からないなって思ったという話です。
そこでの体験は、とても良いものでした。ビール製法の流れを最初に学べ、実際の麦やホップを食べさせてもらい(!)、釜を見学し、酵素の気持ちになるしかけもありました。
そして、工場見学ツアーの中には、某ガイアの夜明けの番組内で営業マンがスーパーで行っていたように、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べがありました。
一番搾りと二番搾りの説明をしますと、まず麦芽を粉末にし水と混ぜて沸騰させます。この液体を濾過したものが一番搾りになります。では二番搾りは何かといいますと、残りかすに水を加えてまた濾過したものになります。
さて、試飲をしたのですが、二つの濃さが違うのは予想通りでしたが、そもそも麦汁というのは甘く、香りが麦焼酎みたいだ、というのは初めて知ることでした。
まあ、味のことは何でもよいのですが、二つは濃さが違うだけなのか、他の成分も違うのかよく分かりませんでした。
ビールの製法上、蒸発させたり水を加えたりする工程があるため、成分が同じでコストがペイするなら、二番を捨てるのはもったいないです。
そのため、二番を捨てる理由としては、
(1)一番と二番では成分が異なる
(2)二番は薄いため、これを加えることはエネルギー収支上悪くなる
(3)宣伝
が考えられます。
(2)なら、納得しますが、他のビールは二番搾りを入れていることとの整合性がない気がします。
(3)なら、はあそうですか、という感じです。
それが気になる今日この頃です