2017-08-28

ルール違反ではない

真木よう子の件。

確かにコミケ理念には違反していないのだろう。

それを排除したオタク達はおかしい。確かにそうなのかもしれない。

真木よう子は悪くない。それも賛成しよう。

ただ、彼女に言えることがひとつだけ、ある。

 

『圧倒的にセンスがない』。

 

コミケ別にオタク要素がなきゃ売っちゃいけないルールはない。それはおおいにその通り。

だが、コミケを訪れる客層のほとんどは何かしらのオタクで、

老若男女、古今東西オタクが一同に会する『オタクの祭典』であることもまた事実

 

そこで本を売ると宣言した以上、オタク層を意識しないことは得策とは言えないし、

おそらくは真木陣営もその層の新規開拓を狙ってのことと容易に想像できる。

既存ファンとの交流であればそれこそファンミーティングを開けば良いのだし、

そもそもクラウドファンディング投資をする人物は少しでも彼女に興味があるわけだから

旗色が悪いと見るやコミケ出場を撤回したあたりからもそこは間違いないように思う。

 

以上を前提として、ここ最近コミケで名を上げた芸能人を見てみると…

幸子しかり、西川くんしかり、叶姉妹しかり、ちゃんとオタク層向けのマーケティングをしてきているのだ。

 

対して。

彼女は一体何をしにくるのだろう?

彼女は『コミケで売れたい』ために何をするつもりだったのだろう?

彼女は『コミケで売れたい』と願う他の同人作家と席を争うに足りただろうか?

 

から、私はこう思う。

彼女は悪くない。ただ、絶望的にセンスがない。

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