2017-08-23

駅のホームにて

歩きスマホをしている女性が私の前を歩いていた。

それだけならなんてことの無い見慣れた景色であったけれど、後ろからはや歩きで女性に近づく男性に気づいた。

70歳前後に見えるその男性は、改札へと向かう上り階段差し掛かった女性を右から追い抜くなり、サッと手に持ったプラカードダンボールコピー用紙を貼っ付けた様な簡素もの)を女性の前でしばし揺すり(右手プラカードを持ち、左脇腹横で振るような感じ、男性女性の方を向かず階段を歩き続けていた)、その後は何事もなかったように階段を登り終え、改札から出て行った。

プラカードには「歩きスマホ危険不快!」の様な文言油性ペンで書かれていた。

男性は声を出すわけでもなく、静かにメッセージ女性に投げかけて、特にトラブルもなく去っていった。

一方、プラカードを掲示された側の女性歩きスマホに夢中になるあまりその男性の行為に全く気付いていない様子で階段を登り終え、そのままスマホを見ながら器用に改札を抜けていった。よく見るとイヤホンもつけている。

男性プラカードの見せ方があまりにも慎ましかたからかも知れないが、本当に気付いていない様子に見えた。

駅のホーム横断歩道歩きスマホをする人も珍しくなくなり、自転車に乗りながらスマホをいじっている人もいて、ながらスマホが当たり前になりつつある昨今。

一方で歩きスマホにわざとぶつかるような過激派ニュースになったりもしている。

この男性行為が先鋭化していかない事を望むとともに、スマホを使う私もマナー常識を改めて意識する必要があるように感じた出来事となった。

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