2017-08-12

倫理的リスキー」という概念

犯罪被害者を嘘つき判定する人ってSNSでよくいるよね。たとえば「財布盗まれた!」っていうツイートに「はい嘘松〜」とリプライしたりする人。

さっきは「うちの猫が知らない人に暴行されて殺された」とツイートした人に「状況が怪しい。お前が殺したんだろ」みたいなリプライ複数付いていた。

で、こういうふうに、被害を主張する人に対して不十分な情報に基づいて嘘判定・自演判定して、そのことを本人に言うのって、倫理的リスキーだと思うんだよね。

財布の例で言うと、もし「財布盗まれた!」発言が嘘である場合、「はい嘘松〜」は真実を暴く正義の行いということになる。しかし、もし「財布盗まれた!」発言が本当である場合、「はい嘘松〜」は無駄被害者の傷に塩を塗る悪の行いということになる。つまり、「はい嘘松〜」は一定確率で善でもありうるし悪でもありうる。が、与えられた情報のもとでは確定できない。そういう意味で、倫理的リスキー

はてブコメントでも、倫理的リスキー発言をする人はいる。ある女性レイプ事件報道されたときに「証言が怪しい。嘘だろ」みたいなコメントがいくつかあったのを覚えている。

じゃあ倫理的リスキー発言は、結果が確定する以前にはgoodなのかevilなのか。どうなんでしょうね。憶測で人を悪と決めつけるのはなんとなくevilだと思いますけど。

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