2017-07-28

トイレの紙がなくて

子供の頃、トイレの紙がなくて、ジャンプのページを破って拭いた。

それで俺の人生は狂った。

広告とか、読まない漫画のページを破るつもりだったのに、

パラパラめくっているときに、ぬ~べ~で手がピタリと止まった。

美樹ちゃんがビリビリと服を破かれて泣いている場面で、

なぜかわからないけど、どうしてもそのぬ~べ~の美樹ちゃんのページで、

尻を拭かなければならないという衝動かられてしまった。

買ったばかりのジャンプを、それもぬ~べ~を破るのは一瞬ためらわれたが、

単行本が出るたびに買っていたので、大したダメージは無い、と判断した。

ページの根本から、びゃっと紙を破ると、二回ほど折りたたみ、

中腰になって、股を覗き込み、美樹ちゃんの顔が、丁度肛門にあたるように、慎重に位置を定め、

指でぐいっ、と圧迫した。小さく声が漏れた。今まで経験したことがない、胸の高鳴りだった。

それから、何度も何度も、美樹ちゃんの胸、腹、股間、ふとももで、

丹念に肛門をこすりつづけていると、とつぜん、胸と股間が言い様のない切なさに囚われ、

後になってわかったが、その時、初めて、僕は射精をした。

それからはもう駄目だった。

うんこをするたびに、美樹ちゃんに拭いてもらわないと駄目になってしまった。

美樹ちゃんのストックが切れると、郷子ちゃんや律子先生やユキメにも拭いてもらった。

それらも使い果たすと、ぬ~べ~以外の女の子達にも、もちろん拭いてもらった。

次の週も、その次の週も、それは続いて、

美樹ちゃんが沢山登場したときなんかは、

肛門で美樹ちゃんを感じる為だけに、もう一冊ジャンプを買った。

それは連載終了まで続いた。

ぬ~べ~は僕にとって、もう漫画以上の何かになっていた。

から、連載が終わった時、本当に悲しかった。

それでも、その習慣は終わらなかった、I"s、いちご100%ToLOVEる等はもちろん、

ワンピースこち亀も最高だったし、ジャンプヒロインは全員、僕の肛門就任挨拶をする。

僕はそうやって生きてきた。

から、ゆらぎ荘の幽奈さんがはじまって、

これもまた、繰り返される歴史の1ページなんだな、と思った。

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