『ひるね姫』個人的にはこれまでの神山作品の中でいちばん好感が持てた作品だった。これまでが嫌いすぎたともいうが。ストーリーラインはともかく、映像としてはいちばんエンタメ指数が高かったので。走る女子高生と巨大ロボットバトルは偉大だわ。ビバ、日本のアニメ文化。
しかしその、そういう「全体的には好意的だよ」というエクスキューズを置いたうえで、そろそろ公開から日も経ったのでいいと思うので書くけど、娘と父親の関係はかなりキツかったなー。
ネット経由でしかまともに会話ができなくて、家事はほとんど押し付けてて、徹夜麻雀の面子が足りないときには付き合わせる。そんな父親ってヤバくない? ぶっちゃけネグレクト(育児放棄)でしょ。「これは公開直後に炎上しそう」と思ってた。しなかったけど。
女性スタッフはあの気持ち悪いノリを止めなかったのかしら。つか、作中でひとりくらい、あの父親に「お前、奥さん死んで凹んでるのか知らんが、ちっとは娘のことに向き合えや! 『CLANNAD』見習えや!」って怒るべきだったと思うんだが。