なんでこんなに働かないといけないかと考える。
だれかが強大な力(軍事力)を持てば、すでにそこに住んでいる人たちを追い出すことも可能だろう。
力の均衡が安定をもたらす。
税金だ。
これも税金だ。
つまり、経済の規模が大きければ大きいほど沢山の税金を吸い取れる。
経済の発展。むかしは10年たっても人々の暮らしはそんなに大きな変化は
ところが、産業革命に始まった機械化の波はとどまることを知らず、今も日々いろいろな分野で
進歩が続いている。一部の産業で儲かった金が他の産業を発達させる研究費となる。
乗り遅れることが許されないのだ。乗り遅れたら、この人口爆発が続く地球でどんどん
取り残されていき、しまいにはそのアイデンティティさえもなくなる危険性がある。
だから我々は働く。取り残されないために。
だが俺はもう働きたくない。
多くの時間を無駄にした。朝から晩まで働いて、気づいたらもうこんな年だ。
白髪がやけに増えてきた。肌にはりがなくなってきた。目の下のクマは消えない。
下っぱらも出てきた。
こんな人生いやだ