2016-06-03

なじみの居酒屋ってそんなに大事


前、結婚してたんだけど、元旦那が酒を飲む人だった。毎日シメに飲むみたいなかんじで。

私はあんまり飲めないから、正直飲んでも飲まなくてもどっちでも良かった。

たまに「飲み会」っぽい雰囲気が味わえればそれで満足って感じ。

元旦那結婚してすぐの頃、新しい家に引っ越した。新居ってやつ。

新居で旦那がまずやり始めたのが、なじみの居酒屋探し。

正直疲れた

毎日仕事して帰ってきて、また居酒屋行かなきゃいけないのか…って気が重かった。

家で適当に食べて、映画一本見て寝るんじゃダメなの? 本とか読んでちゃダメなの?

上手にアイスブレイクして、外での会話も家での会話も成立させるコミュ力は認めるけど、

なんか強迫観念というか、なじみの居酒屋を作らなきゃ死ぬ、みたいに思っているところが元旦那にはあった。

なじみを作ろうとして失敗してるのも見た。痛々しかった。

お店の人に話しかけるタイミングをうかがっている元旦那が、これ以上なく痛かった。

まあ、そういうのを経て強くなっているのかもしれないけど、見てるだけで痛いからやめてほしかった。

そうこうしているうちに私の精神状態がこの上なく悪くなって、胃炎になってしまった。

お粥くらいしか食べられないから、私は飲みに行かなくて済むようになった。

元旦那適当友達と飲みに行ったりしてるみたいだけど、私に見えないところでやってくれてたから、

その後はすごく気楽になった。

離婚して、サラミをつまみビールを飲むようになった。

たまに焼き鳥なんかも食べたりする。

なじみの店はつくってない。めんどくさいからいつもここ…っていう中華のお店とかはあるけど、

面倒なもんは面倒。

自然になじんだらそれはそれで「へえ」って感じで受け入れるけど、無理してなじみを作ろうとは思わない。

自然でいいんだよ、自然で。

とりあえず、チェーン店で味の良い店は最強ってこと。

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