自分が女子高生だったとき、おとなしくて真面目で地味な見た目と性格をしているのに、頭の中はドスケベなのがすごく嫌だったんだよね
おとなしくて地味なもんだから、友人も同類ばかりで、日常会話に性的なものが含まれない
彼氏がいる女子高生というのは、少なくとも私の周りでは、派手で遊び好きな子ばっかりだった
だからドスケベなことを考えているのは自分だけなのかなあと思ってたんだ
そんなときにネットで見かけた腐女子のおねえさんがたには驚いた
世界の狭い自分にとって、アニメや漫画が好きな女性と言うのはクラスの隅っこで生きているようなオタクというイメージがあったので、そういう彼女たちがエロ漫画みたいな話をあけっぴろげにしているのは衝撃的だった
そこから私は「ああ、なんだ、私がエロいことばっかり考えているのは割りと普通で、みんな口では言わないだけなんだな」と考えるようになって、生きるのが楽になった
だって腐女子の人みたいに男と男でセックスさせるなんてスケベの極みでしょ
そんな発想なかったから、みんな私よりもずっとスケベじゃねーかwと思ったんだよね
当時流行していたケータイ小説なんかでは女子中学生が笑っちゃうくらい突飛なエロ小説を書いていたし、セックスもしたことがない女子どもがそういうことを考えてもいいんだって思えたよ
自分が中学生のころにはインターネットは今ほど当たり前じゃなかったから誰にも言えずに悩んでいたけど、18のときに初めて手にした携帯電話のネット情報は大いに私を助けた
昔のスケベな女生徒はどうやって折り合いをつけていたんだろう