2016-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20160122193129

この事情高野秀行がとっくに書いてるでしょ

ソマリア海賊がいなければ、マグロ絶滅していた!? | 日刊SPA!

http://nikkan-spa.jp/395257

 ちなみに、最近プントランド関連で話題になったのが、あの「すしざんまい」の木村社長だという。昨年11月プントランドを訪れ、漁業支援を申し出たのだそうだ。

 

「まあ、すしざんまいの話はテレビで知ったのですが(笑)ソマリア沖は世界有数のマグロの漁場で、『ソマリア海賊がいなければマグロ絶滅していたかもしれない』と、本当に言われているほどなんです。プントランドに目をつけるとは、あの社長さんはさすがにやり手ですね」

 

 プントランド海賊ビジネス化していった背景には、ソマリア無政府状態になり各国の漁船ソマリア沖の漁場を荒らし地元漁民が武装化していったという事情がある。逆説的ではあるが、ソマリア海賊たちが外国船を襲いまくったことで、ソマリア沖にやってくる外国漁船による乱獲が収まり、潤沢な海洋資源が守られてきたということだ。



TBSクレイジージャーニー」とすしざんまい

http://aisa.ne.jp/mbembe/archives/3946

『謎の独立国家ソマリランド』で私が書いているように、ソマリア海賊は9割方が事実上独立国家プントランドから出陣していた。海賊の原因が「貧困」だと言う人が昔も今もいるが、それも単なる固定観念にすぎない。

 

貧困者が海賊をやるなら、世界中の海で海賊跋扈していることになる。そしてそんなことは全然起きていない。

 

他の大多数の貧しい国でも海賊がいないのは、そこの政府が取り締まるからだ。そして、なぜプントランド海賊がわんさかいたのかというと、プントランド政府が黙認していた、もっと正確にいうなら利益を共有していたからだ。前に私がこのブログで「プントランド政府海賊は、国土交通省道路公団みたいなもの」と書いたとおりだ。プントランド基幹産業は「海賊」だったのである最近はそれができなくなり、別の産業貿易土地開発とか)に移行しつつあるだろう。

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