「できるだけ少ない資本と、短いタイムスパンで子供が増えること」をよいこととします。
少子化対策というと、必ず「保育園の充実」とか、「育休の充実」とか、子育て世代向けのばかりでてきます。
ここで「あれ、俺たちぼっちを結婚させたほうがよいのでは?」と思う人が出てくるとおもいます。
「保育園の充実」や「育休の充実」にかかる費用を10億ペリカとしましょう(仮想単位)
施策を進めたことで、2人目に踏み切る世帯や、「子供作ろう」という世帯が増えたとしましょう。
この時、実際に子供が増えるのは、最短で10ヶ月ちょいですかね。
子育て世代の支援策では、10億ペリカ使って10ヶ月後ぐらいに子供が増えそうです。
カップルができた=結婚 という訳ではないので、それまでに時間が必要ですよね。早くて6ヶ月といったところでしょうか。
婚活世代の支援に1億ペリカ使って、6ヶ月後に確かに結婚している人たちは増えたかもしれません。
でも、当初の「子供」は増えていませんね。
あれ、ここからこの夫婦が子供をつくるぞってなるには、先ほどの子育て支援の策も必要になってきそうです。
夫婦の数が増えれば保育園が増えたりするマジックなんてどこにもありませんから。
ということは、やはり先ほどの10億ペリカは必要になりそうです。
比較してみましょう。
冒頭に書いた「できるだけ少ない資本と、短いタイムスパンで子供が増えること」という観点だと、子育て世代を支援する策のほうが
費用とタイムスパンの両面でよさそう ということになりますね。