2015-09-24

なぜ少子化対策婚活世代ではなく子育て世代支援するのか

「できるだけ少ない資本と、短いタイムスパン子供が増えること」をよいこととします。

少子化対策というと、必ず「保育園の充実」とか、「育休の充実」とか、子育て世代向けのばかりでてきます

ここで「あれ、俺たちぼっち結婚させたほうがよいのでは?」と思う人が出てくるとおもいます

なぜ婚活世代支援はあまりやらないか、考えてみましょう。

保育園の充実」や「育休の充実」にかかる費用10ペリカしましょう(仮想単位

施策を進めたことで、2人目に踏み切る世帯や、「子供作ろう」という世帯が増えたとしましょう。

この時、実際に子供が増えるのは、最短で10ヶ月ちょいですかね。

子育て世代支援策では、10ペリカ使って10ヶ月後ぐらいに子供が増えそうです。

さて、婚活世代支援費用を使うとどうなるでしょうか?

行政の行う婚活パーティを1億ペリカで開催したとしましょう。

その結果、カップル一定数できたとしましょう。

カップルができた=結婚 という訳ではないので、それまでに時間必要ですよね。早くて6ヶ月といったところでしょうか。

婚活世代支援に1億ペリカ使って、6ヶ月後に確かに結婚している人たちは増えたかもしれません。

でも、当初の「子供」は増えていませんね。

あれ、ここからこの夫婦子供をつくるぞってなるには、先ほどの子育て支援の策も必要になってきそうです。

夫婦の数が増えれば保育園が増えたりするマジックなんてどこにもありませんから

ということは、やはり先ほどの10ペリカ必要になりそうです。

比較してみましょう。

子育て世代支援する策:10ペリカ使って成果は10ヶ月後

婚活世代支援する策:11ペリカ使って成果は16ヶ月後

冒頭に書いた「できるだけ少ない資本と、短いタイムスパン子供が増えること」という観点だと、子育て世代支援する策のほうが

費用タイムスパンの両面でよさそう ということになりますね。

婚活必要とする人たちには、少子化対策という方面から支援の手が差し伸べられることは、なさそうな気がしてきますよね。

だって金も時間も余計にかかるんだもん。

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