学生の時、「CD再販制度反対」ってのと「PSE問題」ってのがあった。
それぞれ、「洋楽CDが高くなる!」「中古ギターアンプが売れなくなる!」という角度で反対運動が起きた。
身近な音楽の話だし、義憤に駆られたバンド界隈の人間も多く、バンドマンの掲示板(いまは廃れたtcup)を中心に拡散した。
たしか、どこそこの学生は活動の興奮とにのめり込み、就職に向かう大事な時期を費やし、そのまま活動家になった。
まあ、活動家になるのは個人の自由だが、不思議なことに、どちらの運動も「始まったときにはすでに法案を止められない遅いタイミング」だったと記憶している。
そんで、その活動家になった人たちの後ろ側にいた政治家たちは「わざと間に合わないタイミングで焚き付けて、敗北の怒りを覚えさせて活動家を量産している」のかなと邪推した。数字が命の議会制民主主義で、将来を見据えて兵士を育てたいのもわからないでもないが、もうちょっと早くやれよと思う。