2015-09-01

マイナンバーについて、殆ど語られない2つの重大問題

1.先日の週刊現代によれば、日本郵政関係者の話として

  「マイナンバー簡易書留の発送作業は、10月はおろか、年内に発送できれば御の字」という状況らしい。

  日本郵政史上、いや郵政省時代まで遡っても、「全世帯、5000万通の簡易書留発送」というボリュームは「全く未体験」で、

  そもそも「配達員マンパワー」が足らない。

  通常であれば「バイト君を雇って配達」となるが、誤配達・不正リスクがある。

 

  年内にマイナンバー通知が届かない一方、年明けには「勤務先は従業員マイナンバーを全て把握しなきゃならない」という義務がやってくる。

  「そもそも日本郵便からマイナンバー簡易書留が待てど暮らせどやってこないからマイナンバーを知らせられない!」と

  勤務先に逆キレする従業員が多数の阿鼻叫喚

  マイナンバー簡易書留通知が年内に間に合わず、他方で法人従業員マイナンバー年明け把握義務先延ばしする措置を取らなかったら、

  マイナンバー問題は一気に政治問題に発展する。

  参議院選挙に向けた爆弾となる可能性

2.マイナンバーを預かる中小企業から個人情報漏洩するリスクだが、

  殆ど議論されていない問題として

  「中小企業倒産した場合マイナンバー正規に廃棄して倒産する」なんてことは殆ど期待されず、

  「倒産のドサクサで、マイナンバー流出する」という危険性が高まる問題がある。

  ソ連崩壊時に「核兵器管理が疎かになった」のと同じ話。

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