アフロ田中ってけっこう好きな漫画があって、高校生ぐらいのころから読んでいた。
そのときはまだ高校アフロ田中から中退アフロ田中になるころで、自分の現在と重ねて、「中退!なにそれおもしろ」とへらへら笑っていた。
それから自分は大学にいくことになるのだが、住んでいた寮にスピリッツがあることや、たまーにネットカフェに泊まることがあるとバックナンバーを見返すことがあり、不定期に、でも長い目でみて定期的に触れていた。
アフロ田中はさすらった。あくまで日常、しかもちょっとエロい、人間味のある日常。あの感じが居心地がよかった。
かたや自分はできるだけ非日常を日常にしようと、まだ見ぬものを見ようとふらついていた。今もその点変わらない。今思えば、あの漫画は自分の浮き足が何センチぐらい地面から離れているのか確認していたのかもしれない。
今日、ひさびさにネットカフェで泊まる機会があり、恒例となったアフロ田中を手に取り、ひそやかに笑っていた。
この漫画はついに終わった。ついに、と言うが、終わったのは単行本としては2013年だったらしい。
んー、知らん間に、時間は進行している。こんな感じでこれからも進むのだろうか。俺はもっと違う未来を期待していた。カタチは結構期待通り変わったが、中身って断絶なく連続してるね、意外と。