世間には人に干渉したがる奴らがいる。その最たる例が母親だろう。
母はすぐ人のやることなすことに文句をつけて、自分のやり方を押し付ける。
俺の部屋が汚いからといって、仕事場の几帳面な人のハウツーを持ち出して、あんたもあんな風に片付けたらいいわよ、とか言い出す。全くもって余計なお世話である。
そもそも俺の独立した部屋だから見なけりゃそれでいいのに、わざわざ見に来てうわー汚い汚い、とか言ってくる。ウザい。
俺の部屋は一見汚いように見えて実は最適化されているのに、それが理解できないようだ。
俺の仕事場でも、干渉してくる奴らはいる。神経質な奴らでマニュアルに沿って行わないとすぐに干渉してくる。仕事の能率を考えればはるかに俺のやり方がいいのは明らかなはずなのに、それが奴らには異端らしい。ただの事務作業なのにどうしてあんなにこだわれるのかが分からない。
また奴らは、徒党を組んで自分ルールを押し付けようとしてくる。数の暴力で有無を言わせぬように自分たちのこだわりを正当化させて、休み時間の過ごし方なんかもチェックしてくるのだ。休み時間にスマホでゲームしていると、あたかも俺が悪人のようにジロジロ見てきて、咳払いをし出す。いやいや、休み時間にゲームくらいいいだろう。