2015-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20150413205919

ハメ手にも、将棋の発展に貢献するものとそうでないものがあるわけで、

「こう指した先のここに落とし穴がある」

ということを共有できるようなハメ手は、それを知っている人の間では二度と指されなくなるという意味

将棋というゲームに大きな貢献がある。

今回のは、「角を取るまでの手順」というのはコンピュータ将棋以外では出てこない上に、

もしAWAKEが定跡ファイルの中から居飛車ではなく振り飛車採用していたとしたら

(事前の検証ではほぼ3割の可能性で振り飛車になったそうだ)

その時点で得意ではない振り飛車を指さなくてはならなかったというところで、

「勝ちの結果」を得る以外に何の貢献もないもの

この件に関するはてブとかの意見を見ていると「勝負事は勝ち負けこそ全て」みたいなのが結構あるけど

将棋ってそういう世界観だけじゃないんだよなあ、っていう。

大相撲八百長話題になった時、「将棋はそれとは全く無縁」っていうことをファンの中で誰も疑わなかったけど

八百長に対する監視とかのルールが全くない中でそれを疑わせるような空気すら作らせていないというのは、

プロ棋士独自世界観によるところが大きいと思うんだよね。

よく冗談として言われる「将棋星人との対決で負けたら人類滅亡」というシチュエーションなら

結果以外は求める必要はないわけだけど、これ、そんなご大層なもんじゃないのは明らかなわけで。

からこそ、「結果以外は必要ない」というシチュエーションプロ棋士を追い込んでしまった

その状況設定こそが問題だと思うのよ。

「結果だけを求める」という手を使うのが興行世界で認められるのは、それが「弱者戦術」と

広く認められているときだと思うけど、だとしたら「まともにやっては勝ち目はない」という構図を

明らかにしたうえで、この方法を取るべきだったんだよね。

記事への反応 -
  • とあるリアルかかない漫画家のブログは「モデルを見て書く人間は所詮二流」と断じ、かたやアイシールド21の作者は絵描きにタブーはないと言った 奨からプロになれなかった巨瀬クン...

    • 一見いいこと言ってるように見えるけど、ダウト。 今回、将棋の世界を狭めたのは阿久津のほうなのに。 表面上の勝ち負けに囚われて、将棋としての可能性を狭めたという意味でね。 ...

      • 悪く言っても「可能性を広げなかった」でしょ? 「プロ棋士はハメ手を指してはならない」ということになると対コンピュータどころか人間同士の対戦でまで可能性が狭まるわけだが。

        • ハメ手にも、将棋の発展に貢献するものとそうでないものがあるわけで、 「こう指した先のここに落とし穴がある」 ということを共有できるようなハメ手は、それを知っている人の間で...

          • せやね 最前線にいるのは巨瀬 そこから逃げたのが阿久津

          • 「対コンピュータでないと出てこない」のはそのとおりだが、 それは対コンピュータ全般に言えることで、 勝ちにこだわるか否かという限定的な話ではない。 たとえばコンピュータの...

            • たとえばコンピュータの側だって「人間ではまず出てこない手」を指すことはある。 そのときに「これは将棋に貢献していない手なので指さないでくれ」と言うのか? いやお前何言...

      • ズレているよ

    • 開発者側は未知のものをプロに期待したんだと思うよ

    • ブスほど女性専用車両に拘り、美人は別に気にしないあの画像を思い出してしまった

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