われわれ日本人は、エコール・ポリテクニクに入学したいだろうか。ゲッチンゲン大学に行きたいだろうか。スイス連邦工科大学に行きたいだろうか。ボローニャ大学に行きたいだろうか。ウプサラ大学に行きたいだろうか。清華大学とかの話をしているわけではない。歴史も成果も超一流の大学であったとしても、英語を母国語としない大学に行きたいだろうかという話である。
どう考えても、どうせ海外に行くならスタンフォードやカルテック、ハーバードかMITかイェール、オックスフォードかケンブリッジに行きたいわけである。それは大学のレベルもあるだろうが、それよりは、英語が通じるし、しかも相手はネイティブの英語をしゃべるので、こちらの語学力が上がるということが大きいわけで。オーストラリアのほうが選択肢としては上位だろうな。
こんな下らないことはさっさとやめなさい。東大にたくさん優秀な留学生が来るなんてことがあるもんか。ただ東大所属の学者が英語をペラペラ話し、世界の学会上層部と電話やSkype会議をポンポンできるようにしとけば良い話だと思う。たぶん、フランスやドイツはそうしてしのいでいる。
別に当たり前のことで、言うまでもないけれど、戦争の時もそうだったように、誰が考えても当たり前のことがなぜか考慮されず事態が進んでいくことが日本はよくあるので、誰かが大きな声を挙げて止めるべき時期にきているのかなと思った。