2015-03-02

マーケティング19世紀から21世紀

 マーケティングというのは煎じ詰めて言えば、「人々の欲望についてきちんと把握し、その上でその欲望を適切に刺激できるような製品広告などを打ち出す」という行為のことである

 しか人類都市型文明を獲得して以来今日に至るまで、マーケティングは極めて初歩的で幼児的な段階から進歩できていなかったのではないだろうか。テレビラジオインターネットといったメディアは発達してきたものの、しかマーケティング方法論が見違えて発達したかと言えばそうではなく、何なら19世紀的と罵倒してもいいくらいには幼稚な状態のままだった。


 特に、「人々の欲望についてきちんと把握する」という行為においてその幼稚さは目立っている。「欲望を刺激しうる製品広告」を作れないのはままあることとしても、前者の行為はやはりコンスタントに達成されていなければならないところのものであろう。

 しかし昨今ではそういった状態も改善されている感がある。

 一言で言えば「ビッグデータ活用」なる行為マーケティング歴史ブレークスルーを起こしたのではないだろうか。

 例えば天下のtsutayaなんかはこれらの「ビッグデータ」を使うことをほぼ公然と行っているし、あるいは米グーグルクロームブラウザを利用する人々のブラウジングの傾向を個人単位で事細かに記録しまくっている。年代ごとの嗜好傾向、個人個人の嗜好傾向、こういったものが暴かれることによって、更なる洗練されたマーケティング現代において達成されるのではあるまいか。21世紀はようやく来たり。

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