2015-01-06

2015年1月6日

年末、気になっていた人に、好きですと告白した。

相手の答えは「まだ分からない」というものだった。

知り合って5回ほど会っただけだったから、無理もないといえばその通りかもしれないが、

その時の自分は、この気持ちを伝えなければという妙な正義感のようなものを抱いていたと思う。

まれて30数年、思えば告白なんてした事がなかった。

今までの決して多くはない恋愛の始まりのすべては予定調和的なものだった。

お互いに好意があるのを、お互いが何となく認識しあって、

その延長で付き合いが始まるといった具合の。

から告白から始めるという、ある意味では王道方法を取るのは初めてだった。


告白とはなんて自分勝手ものだろう。」

少し時間が経って思う。

告白をして私はスッキリしてしまった。

相手が好きだからこそ生まれモヤモヤした気持ちを、自分自身が抱えきれないばっかりに「告白」という名の下に相手に投げてしまったのだと気づいた。

身軽になりたかった。そんな想いは微塵もなかったはずだが、本当にそうか?と問われると素直に首を縦に振れない自分がいるのも確かだ。

不意にそんな重たい物を投げつけられた相手は困惑しているだろう。

抱えなくてもよいものを、急に抱えなくてはならなくなってしまった彼に対して私は申し訳ない気持ちでいっぱいになっている。

みんなこんな想いをして告白しているのだろうか。

それともある程度の勝算がある相手にしか告白なんてしないものなのだろうか。

好意を伝える事は美談として語られる事が多いが、

自分場合はこれが美しい行いだったとはまったく思えない。

究極のエゴだったような気がしてならない。

でも謝罪をするというのも違う気がして、ここ数日またあの時と違う気持ちのモヤモヤが体の奥の方に沈殿している。

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