2014-12-01

はたらきたくない

インターネットによってモノの価値が変わっている。

昔は「テレビに出たい」という欲求を持った人が一定数いたはずだし、「本を出したい」というのを目標に生きてきた人もいっぱいいたはず。

今なら個人でメディアを簡単に持てる時代なので何かを伝えたいなら、ブログツイッター動画配信をすればいい。

もう一段階上の「世間で有名になる」「本を売って稼ぐ」というハードルは上がった気がする。

車が売れないのも、車の必要性が下がったからだし車をステータスとして見る人間が減ったからだ。

いろいろな機器スマートフォンパソコンに集約され、人々の持ち物が減った。

重く大きな高級本棚より、スマートフォン1台と書籍データのほうが豊かな時代が来た。

こうなると人はものを持ちたくなくなる。できるだけものを持たないほうがより豊かだからだ。

そうすると人が暮らすのにさほど大きなスペースはいらない。一軒家を持つ必要がない。

車にはむしろ乗りたくない、という人間も増えているので地方暮らしやす環境とは言えない。

そんな世間の流れを眺めながらも、旧態然とした仕事は続いていく。

昔は得難く高価だったものが、今ではすぐ手の届くところに無尽蔵にある。

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