義務教育の頃は、しゃべるのは苦手じゃないけど人付き合いが苦手だった。
学生時代の部活やゼミでは、野党として好き勝手言うのが常だった。
自分勝手なシナリオを描き理想を語るだけの嫌な奴だったと思う。
こんな人間性なので就職活動には多少の困難があったが、なんとかやりたい仕事につくことができた。
職場では一番年下だが、パートやアルバイトの人たちとは立場上は上下関係があるので、まとめたり指示したりしなければならない。
生きてきてそういう経験がほとんど無かった。飲み会も複数人で出かけるときもほとんど相手任せだった。
苦手だけれどもやらなければならないという責任感もあるので、仕方なく場数を踏んでいるうちに処世術が身についてきた。
私が人付き合いが苦手なことに対して、上司は残念がっている感じを出してくる。確かに不甲斐ないと思う場面が多々ある。
しかし自分の中では基本性能が変わってきているように感じている。
かつては、正直なところ、人と良い関係を築けないから社会に出るのがすごく不安だった。
でもやってみると意外とできるもんだなと思っている。