中学高校と学校に通うことが苦痛だった。勉強が嫌な訳でもない。友達がいない訳でもない。
大学に入れば、自分の好きな勉強を思い切りできる訳だし、学校を好きになれるのではないかと思っていた。
クラスという概念がそもそも苦手なのかもしれない。専門ごとのゼミがあるのだか、そこの先生がやたらとこのクラスはー
とかこの学年はーみたいな話をする。みんなで高め合っていこうみたいな話を聞く度に気分が沈んでしんどくなる。
ゼミ配属が無く好きな講義を取って、空き時間に自分の好きな調査研究をしていた1年目の頃はとても楽しかったのにどんどん大学が嫌になる。
今は夏休みだけど、あとひと月もしないうちに夏が終わって大学に行かなきゃと思うと憂鬱になってしまった。
今一番楽しいのはアルバイトかもしれない。自分が今まで独学だったり集中講座なりで学んで来たことが全部活かせる。
現場で働く人の指導も受けられる。上司も周りのスタッフもいい人たちだ。
だけど、大学はどんどん嫌いになる。苦しい。このクラスがーこの学年がーって話はもううんざりだ。
けど、バイトでこのプロジェクトチームでーとかこの企画でーって話を聞くのは全然苦じゃ無いんだな。不思議だ。
このままじゃ社会に適応できないんじゃないかと不安になってくる。
残り少ない夏は全力で楽しむけど、この先上手くやっていけるだろうか。