2014-07-29

落ちてようやく、アイツの気持ちがわかった。

【2年ほど前】

僕は大学院進学を考えていたので、大学3,4年のときには就活は一切やっていなかった。

そんなとき文系友達就活に大忙しで、それを見て僕は「大変そうだなぁ」程度にしか考えていなかった。

ずっと仲の良かった友達になぜか無視されるようになったのもそのときからで、アイツはよく僕のことを「いいな、お前は優秀で家も金持ちでやりたいことやれて。」とか言っていた。

あいつの家は貧乏で、地元の国公立大しか進学できず、それで進学した先が文系学部だった。

一方で僕の家は下宿大学院に進学させる程度の余裕はあった。

理系に進学し、周りと同じように大学院に進学して自分のやりたいことをやっていた。

今思えばあの時からアイツは僕との“断絶”を感じていたのかもしれない。

アイツの就活がうまくいっていないのも聞いていたけれど、なかなかその話は切り出しづらかった。

東京にいる僕は「就活東京に来るなら俺の家来いよ、いつでも泊めるから」と、協力したつもりだった。

夏休み地元に帰るとき、アイツに連絡して、それから日経っても返信もないし、電話しても出てくれない。

地元に帰って他の友達に聞いても「そういえば俺も連絡とれないんだよな」と言っていて、無視されてるのは僕だけじゃないんだと、何となく安心してズルズルと連絡を取らなくなった。

・・・

【今年】

2年経った今、今度は僕が就活をしていて、内定が出ずにいる。最後の望みだった会社も先週お祈りメールがきて、ふと思い出したからこれを書いてる。

NNTとなった今「社会から認められてないんじゃないかな」とか「大きな会社に勤めて勝ち組のみんなに俺なんかが会ったって恥ずかしいとか、馬鹿にされるんじゃないのか」とか思うようになった。

そんなことはないのかもしれないけれど、やっぱり考えてしまう。

アイツも同じ気持ちで僕や周りと連絡をとらなくなったんだろうな。

なんだかわからないけれど、すごくつらい。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん