漫画のラストがどうにもピンと来ないのは、まさにラストのカットで、青々としていて陸地も雲も健在な地球がデカデカと写っていて、ちせちゃんの「地球はもうダメだぁ…」という説明に全く即していないからだなぁ、と。 (このカットだけ見れば、最終話のサブタイトルは『地球はいつでもそこにある』でも問題なさそうだ。)
あれだけ広大な陸地があれば、ゴキブリ並の生存力を持つ人類なのだから、どこかしらで一組くらい男女のカップルが生き残って、すぐにでも繁栄を取り戻しておかしくないな、と。 (『俺達の、人類の生きる意志をなめるなよ!!!!』みたいなSF物語を見過ぎているせいだけれど、多くの読者はそういう物語に慣れ親しみ過ぎていると思う。) 地球が滅びないのであれば、ちせちゃんや主人公が断腸の思いで手当たり次第に人を殺してきたのも色々と崩れてきてしまうわけで。。
単純にラストのカットが「地球はもうダメだぁ…」なビジュアルになっていれば良い話なので、「ちせちゃんが断腸の思いで地球を真っ二つにする」、「ブラックホールに吸い込ませる」、「地球が大激怒して全表面が灼熱に覆われる」などになっていれば話がしっくりくるはず。一番ビジュアルの差し替えが簡単な「地球のリトル太陽化」でラストシーンを読みたいと思う。
とはいえ、「カップル一組くらいは余裕で生存できそうな状態で残っている地球」と「その地球を『もうダメ』と言うちせ」が描かれているのは事実なので、テキスト論的には、「ちせが狂言を吹いている」線にも可能性があるのかもしれない。ちせちゃん健気だからパッと見難しそうだけど。
(それなりの製作環境の時代背景があって「まだ綺麗な地球」がラストシーンに出ている訳で、そこに読解の鍵があるとは思うけど。)
http://anond.hatelabo.jp/20140718070734 の続き 前回『最終兵器彼女の最終話の違和感』で、「まだまだ人が少数は生きれそうな地球を、ちせが『もうダメ』と言って宇宙に飛び立つのはおかしい...
ちせは兵器とはいえ女の子。 あれくらいの歳の子は自分勝手な思い込みを真実だと確信したりする。 だから「地球はもうダメだ」というのはちせの思い込み。 ちせは「これだけ人類が...
最終兵器彼女の何が駄目かって なぜあんなアホの子を最終兵器にしたのかっていう疑問に答えてないとこだよな そこ全力で辻褄あわせしとかないと駄目なとこよ
作者が後書きかなんかで「こういう物語が必要な年代がある」みたいなこと書いてた。 そういう年代の子供達に向かって書いたものであって、こまけーことはいいんだよであって、 そも...
外伝読んだ? 別に回し者じゃないけど、『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』ってのが出てるからきになるなら読んでみるといい。 余計に腑に落ちない事が増えるがな。
一巻の初版のカバーだけ、クリアPP貼りでツルツルだった。(初版以外や他の巻はマットPP貼り) 編集が指定をミスったのかな? http://anond.hatelabo.jp/20140718070734