4年に1度のバカ騒ぎが今年もやって来た。まるでサッカーを見ない奴は非国民と言わんばかりの世間の雰囲気につくづく嫌になってくる。大体、ただボールを蹴ったりわざとこけて痛がるフリをするだけの欠陥球技に何を熱狂する必要があるのか。だったら、わざわざスタジアムを建設するよりもアマゾンの河原で試合をすれば十分じゃないのか。
一説によると、明治時代以降の日本人は年々白痴化が進んでいるというから、サッカーが流行るのも仕方がないのかもしれない。とはいえ、渋谷の交差点で「ニッポン! ニッポン!」と叫ぶ若造どもを見ていると、本当に日本は右傾化してしまったんだなと痛感する。つまり、サッカーに熱狂するネトウヨは単細胞バカということになる。
その点、野球は優秀だ。なにせ、脳トレになる。ピッチャーは「どういう投球にするか」「球数は」「スクイズを決められたら」、バッターは「次の球は見逃すか、打ちに行くか」、監督やコーチ陣はピッチャーのローテーションやスタメン起用、代打の必要性など、様々な戦術を考えながら皆で勝利を目指すうちに脳が鍛えられていく。これほど優秀なスポーツは他にない。
FIFAによって世界中の人類がサッカーによって単細胞バカになっていくのを横目に見ながら、日本だけは野球文化を守り抜いてほしいと切に願っている。