1人で戦ってても効率悪いから2人で役割分担したり助け合ったりしながらお互いのレベルを上げていく。
いざ結婚してみてそのイメージは間違いではなかったと思えたので、結婚してよかったなと思っていた。
歳を重ねると気力や体力が落ちてゆき、レベル上げもよりハードになり、昔のようにはいかないなと思っていたら、
「もういいじゃん、このままで。俺達十分幸せだろう?だからゆっくり余生をすごそうよ」
そう言って主人は立ち止まってしまった。
お互い30代後半で、私はまだ諦めるには早いと思っていたのに。
立ち止まるほど裕福なわけでもなく、むしろ老後に不安があるくらいなのに。
仕事だって子育てだって趣味だってまだまだ全力を尽くしたいことなんて山程あるのに。
「俺はもういいや。お前が頑張りたいなら頑張るといいよ」って。
自分のこと、夫婦のこと、家のこと、仕事のことをもっと良くしていきたいと思うのは私だけなのか。
経済面だけじゃない、充足感や自己実現的な面も含めてまだやれると思っていたのに。
大体の人は生活に安心感や安らぎを求めているような気がしてきた。
こんなにガツガツしていて申し訳ないと思うと同時に、努力をしなくなった“相方”を情けなくも思ってしまう。
カンストまでずっと一緒に頑張れると思っていたのは私だけだったようだ。
ゲーマーに必要なのは動機付け。 エサがあればまたレベルあげに精進するようになるさ。 孫とかな。
うんうん、あなたはすごいよー、いしきたかいよーえらいよー で?
家のことはともかく、個人の趣味、仕事のことまで夫婦といえど他人のレベリングに一生付き合うお人好しはいないのでは