2013-12-02

まあ結果論なんだけどさ

流行りの艦これきっかけでもいいし、その前から軍艦好きでもいいんだけど(自分後者)、日本空母の戦没の経緯について調べると、あまりの惨状に目を覆いたくなる。


ミッドウェーで米艦載機の奇襲を受け、たった数発の爆弾海の藻屑と消えた南雲機動部隊の4空母

潜水艦魚雷攻撃で艦載機用燃料タンクを損傷、気化したガソリンが充満→引火爆沈した翔鶴大鳳(特に大鳳魚雷一発だったはず)。

数々の海戦をほぼ無傷でくぐり抜けた歴戦の殊勲艦なのに、飛ばす飛行機がなくなってしまった結果、最後は僚艦ともども米艦載機の囮になって沈んでいった瑞鶴

「昼間の艦載機の攻撃と夜間の潜水艦の雷撃、どっちがヤバいんですかねえ・・・」という究極の選択の結果、潜水艦魚雷であっけなく沈んだ信濃


こういう史実を目の当たりにすると、当時の日本海軍が軽視していた要素がハッキリ見えてきてしまう。

即ちダメコンレーダーソナー等の電子機器の開発、そして兵站

いくら国力というかマンパワーに限りがあるにしたって「艦が燃え出したら実質助からない」だの「目視で何とかする」だの、ちょっとあり得ないでしょうって感じ。

そしてこれらを軽視した結果、空母のみならずあらゆる艦種おいて、日本海軍地獄を見ることになったわけで。

結局、海戦に限って言えば、日本航空機潜水艦に負けたと言っていい。


一応、戦後はそれを教訓にダメコン電子機器は徹底的に強化したらしいけど、海自結成後に一度も実戦が行われてない以上、本当に?という感は拭えない。

というかかなり不安を感じる。


勿論これらが充実していたか太平洋戦争に勝てたかどうかは別問題だけど(そもそも開戦時ですら国力が10倍くらい違っていた相手と戦うという決断・・・という話も)。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん