2013-07-06

海の恵みも無限ではないということ。

うなぎが好きだ。

うなぎは食欲とは違う、別な欲な気がしてならない。

空腹は最高のスパイスというけれども、うなぎ場合、満腹の時でも我を忘れて食ってしまう。

性欲に負けて風俗に行くのと似てる。

一定期間食べないでいると、女体に触らないでいると、あるときどうしても我慢できなくなる。

風俗と違うのは、その欲求の強烈さ。

風俗はかなり我慢できるが、うなぎ場合、着の身着のままで車を飛ばすことになる。

それから、事後のこと。

風俗場合射精後に急激に醒めるが、うなぎは食後数時間幸福感で満たされる。

とにかくとして、うなぎを勧めるというためにエントリーを書き起こしたわけではないので、その美味しさについては語らないこととする。(勧めたいどころか、うなぎが嫌いな人は無理して食べないでもらいたい)

実際、ヤバいね。

えらく値上がりしてるし、それもそのはず、絶滅危惧種だっていうじゃないか

ところで、イワシだってサバだって、将来的には危ないものだという。

もちろん、ウナギのようにカウントダウンの段階ではないにせよ、2050年には全ての漁獲資源がなくなるという。

石油みたいになくなる詐欺だと思っていたが、さかなクンが言うには、それに正面から反論する学者がいないらしく、母なる海の恵みは無限というのは間違いのようだ。

牛や豚、鶏のように、完全に人の手で育てることが出来るものしか、食べてはいけないのかもしれない。

実際、魚は無尽蔵かと思って捕ってるような気がしてならない。

養殖魚のエサが魚粉、家畜のエサにも魚粉、畑の肥料ニシンを使っていたころから進歩してないように思う。

この世に、野生の牛は残っていない。

ウシは、オーロックスと呼ばれる動物から家畜化されたと言われている。

それはそれは強い生き物だったと言われる。

大型にして獰猛で機敏、雄は1トンを超える体重イノシシよりも素早く、鋭い角、分厚い骨。

おそらく、現在の牛同様に、全生物中で最強の内臓機能を誇り、痩せた土地、寒冷地で生きられたのだろう。

そんな動物を、人類は狩り尽くした。

人類が本気で食糧にしようとした種は、例外なく滅ぶ。

豚として家畜化しないで、野生のイノシシを食べていたら、イノシシはこの世から消えていたはずだ。

鶏として家畜化しないで、野生のキジを食べていたら、キジはこの世から消えていたはずだ。

海の恵みは、有限だって気づいたほうがいいと思うのだ。

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