うちは某メーカーなんだけどちょっとしたリストラがあってたくさんの方が退職した。
これによる弊害、端的に言うと「いなくなった人の仕事どうすんだ」っていう問題がこれからぼこぼこ出てくると思う。
というかもう既に出てきている。
おそらく本当にできない仕事というのが出てきて、それは圧縮されるのか省略されるのか分からないけれど、それなりに削減されるのだろうと思う。
ただ、感覚的で言うと例えば辞めた人がやっていた仕事が全体の仕事量の20%だとして、削減される仕事量は3%とかそれぐらいだと思う。
つまり大半は今いる人員に割り振られることになる。それなりの立場の人は「そんなことねえよ」って思ってるんだろうけれど、そういう上長は下の人間に雑務が降りかかってきてとんでもなくモチベーションが下がっているだろうことを想像できていないから仕事を削減できないし、残業させないようなマネージメントができない。ブラック企業の始まりですね。
人が減ってるんだからそれだけ売上も下がるわけで、細かいところは切り捨てるべきだと思うのだけれど、なかなかそれを認めてくれない部署だと大変なことになるなと思う。
具体的に年間で数百万しか売れない商品を営業かける必要ないと思う。ナリで売れる物だったらてきとうに問屋に流して放置すればいい。
そのために細かいライセンスの交渉したり、営業資料作って売り込むのって完全に無駄な作業だと思うし、それやっていくといくら残業したって追いつかない。
でも、じゃあこの商品は完全に捨てましょう、うちの部署としてはこの商品で作る売上ナシっていう話になると上長は全然納得しないのね。
たぶん売上ナシって目立つからいろんなところから突っ込まれるのを恐れて体裁を取り繕いたいんだろうって思う。
そのために下っ端がいろいろ動くはめになる。上長に「この仕事やらない」って説得するための資料作っちゃたりして、仕事がどんどん内向きになっていく。
これまでウン年間この会社を見てきて、上にあがっていく人にある傾向が見えてきた。
もちろん仕事ができる人があがっていく事例もあるが、昇進していく人の一定数はあまり周りが見えていない善人だ。
そこにたまたまヒット商品とか上司との相性なんかがのっかるとがんがんあがっていく。
大真面目な顔で「会社がこんなときだからこそ全員がもてる力以上のものを発揮しよう」なんてほざいている。
そんなの無理だろ。
講演会に行ってきた(以下略