お前らそんなに母親に甘やかされて育ったのか?
うん。そうだよ。母親ってのは、無限に子ども受容する存在だよ。
叱る前に「絶対的な愛情を信じさせる」って作業が必要なんだ。だって、誰が「自分を叱るばかりの人間」の言うこと聞くんだ?
物心ついたころの子どもが覚えているのは、叱ることもする母親だろうが、その前の乳児期から幼児期は、ただ、ひたすら「子どもを受け入れて、子どもの信頼を勝ち取ること」を母親は目指すんだよ。出ないと、次の「叱る」に移行したとたんに、子どもの気持ちは母親から離れて(こいつの言うことを聞くふりだけして、うまくやろう)って態度になっていくからね。
甘えた記憶が残っていないのは、増田の母親が子どもを愛せない人だったか、あまりに幼くて覚えてないだけだ。
ああ、ちなみに、私は母親に愛されたことなどないよ。サイレントベビーって言ってね。泣こうがわめこうが放っておかれると、生後6か月で人生に絶望して(私が何をしても世界は変わらないと諦めて)泣かなくなるんだ。幼稚園に通っていたころに「予防接種のときまで泣かない子なんて、あなたくらいだ」と言われたのを覚えているくらいだから筋金入りだよ。
子ども産んで、子どもが幼稚園に入って、よそのお母さんをつぶさに観察するようになって、初めて「子どもを無限に受け入れる母親」ってのはフィクションじゃなくて実在する。というか、実は9割がたは、そっちの母親と知って愕然としたよ。
もちろん、叱ることもあるけどね。叱ったときは、いつもの3倍くらいフォローが入る。「あなたのことは大好きよ。あなたがそれをすると危険だから言ってるのよ」みたいな。
増田が「そんな母親いるのー?」と思うクチなら、たぶん、親に恵まれてないんだと思うよ。大丈夫。そういう親も1割くらいはいるから。フツーフツー。