2013-02-07

研究に興味の無い大学院生が何故こんなにいるのか?

現在卒業に向けて猛烈に修論執筆なのだけど、ふと周りを見回してみると『研究に興味がないのに、修論に追われている大学院生』がすごく沢山いることに気がついた。

(※ここでは『研究に興味が無い』の定義を「院生の間に一度も対外発表をしていないこと」とする)

よく考えてみるとこれは凄く不思議だ。

「なぜ、研究に興味の無い大学院生がこんなに量産されるのか?」という疑問について考えていたら妙な構造に気がついた。

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大学生就職活動は3年生から始まるため、進学するか就職するかの判断は実質4年生になる前に終えている場合が多い

②多くの理系大学では4年生から研究室に配属されるため、そこで初めて自分研究への適性が分かる。が、9割の人には興味も適性も無い。

結果として、問題を先送りするタイプの人は漏れなく大学院へ進学し、興味も適性も無い研究に従事することになる。

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ということで、元凶は就職活動の時期な気がしてきた。

大学卒業した後に就職か進学かを選べるなら、大学院に(とりあえずで)進む人はここまで沢山いないのではないか

やりたくもない役にも立たない研究のために高い学費を払って2年間も費やすくらいなら、新卒就職活動を1年間遅らせて、大学院に進むか就職するかをじっくり決めさせてあげた方が日本GDPにも貢献できるような気がする。

去年はあのとき地震で若干新卒採用が遅れてたけど、どうせなら1年間くらい周回遅れになれば良かったのにな〜。

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