2012-06-21

ルンバ幼児の「不気味の谷」形成を混乱させる?

数年前、お掃除ロボットルンバ」を購入した。

それはそれでまあまあ快適なんだが、問題が一つある。

の子供が、ルンバを怖がるのだ。

の子の出生とルンバ購入はほぼ同時期だったと思うのだが、

傍目から見ると、なぜ怖がるのか、判らなかった。

※上の子は、ルンバとの初出会いは4歳頃だったためか、怖がったりすることはないようだ。

たかロボットなのに、何故怖がるのか、不思議・・・と思っていたが、

最近科学エントリの「不気味の谷」という話を聞いて、仮説を立てたくなった。

学説によれば、人間は「人間に似ているアンドロイド

「生きている人間に似ている死体」に、極端な嫌悪感を抱くらしい。

人間に似ていなければ」、かえって嫌悪感を抱かないのに、

なまじ人間に似ているために、嫌悪感を抱くそうだ。

(生きている)人間との近似度をX軸に、好感度をY軸に取って

グラフを描くと、U字型のグラフになる。

好感度がボトム、つまり「谷」になっているところを「不気味の谷」という。

で、自分が仮説を立てたくなったのは、

不気味の谷の形成は、2~4歳のころと考えられる」とされていること。

逆に言えば、2~4歳の頃迄は、不気味の谷の形成が未文化なわけだ。

で、元に戻って、

「なぜ幼児ルンバに恐怖感・嫌悪感を抱くのか?」を考えてみると、

「成人だと人間近似物にしか感じない「不気味の谷」を、

 幼児場合動物近似物にも感じているのではないか?」と仮説を立てられるのでは?

不気味の谷の形成が未分化なので、人間近似物のみならず、動物近似物(=ルンバ)にも

不気味の谷を感じてしまっている、という可能性がある。

生まれた時からルンバが家にある、という「ルンバネイティブベビー」は、

せいぜいこの数年内の現象だと思うが、ウチの幼児以外の「ルンバネイティブベビー」も、

似たような「不気味の谷の混乱」を抱えているのかどうか、一回統計調査を取ってみては面白いかも。

仮に「ルンバに対して不気味の谷を感じる幼児が多発している」という調査結果がまとまったとすると、

健全幼児の心身発達のためには、ルンバのようなロボットを家に置かない方がいい」

というような「規制論」が出てくるかもしれない。

ここでは「ルンバ」を例にしたが、今後家庭内ロボットの導入に際しては、

心身未熟な幼児に対する精神的影響を、科学的に検証した方がいいのでは?

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