2011-04-08

子どもの障がいと親

息子の幼稚園の級友で自閉症の子がいる。

心の発達が遅れていて、年中の頃に聞いた話だと、3才程度なんだそうだ。

母親は懇談会だ保護者会だという時の自己紹介のたびに「見た目は普通なんですけど」と言うが、いや、とても普通には見えない。いわゆる「重度知的障害」の子と比べるとマシに見えるかもしれないが、その程度。

普段は専属の先生が常に追いかけている状態。

先日、その母親が書いているブログを偶然見つけた。

発達障害には少なからず遺伝も影響していると聞くが、なるほど、やはりその通りなのだなと思えた。

他人に見せると意識していないにしても、言葉の選択がおかしい幼稚園では、子どもの障がいにも負けず気丈に振舞う母親、という雰囲気を醸し出していたがどうだ、蓋を開けてみれば、普段我々と話している時にもあのような言葉が胸の内にあるのだと思うと寒気がする。

そのブログでは「自閉症児の親がいかに大変か」という記事が大半を占めていた。

言葉でのコミュニケーションが取れないとか、未だにオムツが取れないとか、オムツに出したウンコを手で触りそれを壁や家具になすりつけるとか、親が悲観し泣くのを見てゲラゲラ笑うとか、買い物に行ったとしてもすぐに走り出してどこかへ行ってしまい、その上商品を放り投げたり棚やケースの中にもぐりこんだりするので他の客や店員から終始白い目で見られるとか、もちろん大変だなとは思うのだが

息子の幼稚園には、クラスは違うが自閉症児がもう一人いる。心の発達は同じく3歳程度らしい

母親がすごく頑張っていて、視覚的に手掛かりを与えるとかで「絵カード」「写真カード」なるものを駆使し、入園したての頃は奇声を上げ片時もじっとしていられなかったとは考えられないほどの穏やかさを手にしている。

障害と言うほどではないが少し落ち着きがないなという子の親がそれを真似し、見事に落ち着いたという事で園内で話題にもなった。

前者の親に同情できないのは、いか自分が大変か、いかに周りの理解がないかなどをグチグチ言うだけ言って、努力などしているようにも見えないからだ。同情できないだけではない、どうにか周りに迷惑をかけないように暮してくれとさえ願う。自閉症からといって、親が子どもを操縦しきれていない状況では、白い目で見られても仕方がないだろう。

もちろん親にも問題があれば行政などが指導するべきだ。

まとまりのない文章だがモヤモヤと考えてしまったので他人にも見える形で残しておく。

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