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2022-08-11

男の娘瀕死

ブリジットの参戦で色々昔にブリジットに落とされた諸兄どもが沸き立って「ブリジット男の娘元祖ですごい存在」ともてはやされていることに何かを言いようのない違和感を覚えていたのだがなんとなく彼らはブリジットの初登場から今回までの歴史が隔絶してるんじゃないかという漠然とした不安を感じた。

ブリジット男の娘元祖だと騒ぐが、今のオタクの中では男の娘ジャンルはかなり小さいもので、ニッチ存在と言っていい状況であり、男の娘という言葉自体にさほどの力がない。

そのため「男の娘元祖」と誇らしげに言うこと自体がかなり情けないというか、粗チンを誇るみたいな話なところがあり、違和感があるのだ。

ブリジットからの「男の娘」の言葉のまでの間は確かに一時期流行って、影響力を持ったジャンルだったこともあった。

しかし、あのあとも追い続けて人間であれば、その後に急激な衰退をしたことも知っているはずだ。

男の娘を題材にしたエロゲは大量に出たが、その殆どシリーズ化せずに単発で終わった。(その分脳内彼女・の~すとらいくさんには頭が上がらないけど。)ショタアンソロジーである好色少年のススメ少年嗜好も一時期女装少年を載せていたが、次第にそれもなくなり、アンソロ自体も終わったり長らく間が開いたりとするようになっていった。(ぼくのピコの続き誰か作ってくれないかな)

極めつけは男の娘専門雑誌の「わぁい」と「おと☆娘」が休刊したことだった。

あれで世の中の男の娘フリークは、男の娘一過性流行であり決定的に衰退してしまったのだと思い知らされたはずだった。

 

その後も男の娘としてサブキャラ的に出てくることは続いていった。

今でも男の娘キャラは一つのフレーバーとして変化球としてソシャゲに現れていたりする。ただ、結局はその程度であり、色ものキャラと同程度の存在しかない。一大ジャンルだった昔と比べてしまうと、ショタオンリーふたなりオンリーに吸収されてしまたことを考えると、もはやだいぶ衰退してしまったという悲しさがある。

そして正直、女装ショタ・LGBT・同性愛といった言葉が浸透していく中で、ことさら男の娘」という表現をすることはなくなっていった。

ギャルゲなどでも女装するキャラがいたとしても「男の娘」などと書かずに「女装しているが性別は男」、「性別不明」といった表現が主になっている。「いわゆる男の娘」が通じにくいのか、野暮ったいと思われているのか、言葉は消え始め、性癖として薄く馴染んでしまって終わり始めている。

から、だいぶ「男の娘」という言葉自体は「死語」になっているという感覚だった。

から、今回「ブリジット男の娘元祖」と騒ぎ立てることに違和感があったのは、もう男の娘ってそんな騒げるほどのものじゃなくない?という感覚なのだ

なんというか、騒いでる人たちはブリジットの初出から今回までずっと男の娘ってジャンル興隆していたかのような勢いだ。衰退してたことも知らないかのような紹介の仕方だ。

でもこちからするともうだいぶ衰退した概念だよ、というのが何となく気持ちがかけ離れてる感じがして気持ちが悪い。

 

男の娘が本当に凄いものならカスカベアキラFGO概念礼装は男の娘100%になってるべきだったよな。しろよ。クソが。

 
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