2023-11-29

ポケモン10年前の私と今日の私

10年前の今頃、BWでポケモンにハマった私は、ちょうど先月発売されたポケモンXYに熱中していたと思う。

大人になるのは怖かった。小4、10歳という小さな節目で、私は少し大人ぶりたかったんだと思う。「大人子供狭間」そんな気分でいた。実際は10歳なんてまだまだ子供だった。そんな事に気づくこともなく少し背伸びした私は、筆箱をペンケースに変えてみたり、友達交換日記をしたり、好きな人ゲームをしたり、いつか訪れる生理に思いを馳せてた。

それでも大人になるのは怖かった。大人って、ゲームもせず退屈そうに毎日生きてるじゃん。つまらなさそうで、楽しくなさそう。伴う責任に追われて、自分の好きな事できないじゃん。「10年後の私」は、大学生必死勉強してるか、必死に働いて、ゲームなんかしてないんだろうなって思ってた。

そんな事を考えてた10歳の私は、学校に帰ると3DSを開いて毎日どうぶつの森ポケモンを遊ぶ生活だった。

それまでドット絵だったポケモンが立体になって、ポケパルレで大好きなポケモンと触れ合えるようになった。新しく追加されたフェアリータイプはすんごく可愛くて、ニンフィアを常に旅パーティに入れてた。メガシンカしたサーナイトは綺麗で、何もかもが新鮮で、楽しかった。可愛いと好きで固めたパーティ友達に弱いと言われても、それでもよかった。可愛いから

相棒フォッコマフォクシー進化して、友達ケロマツゲッコウガになった。初めて友達インターネット通信遊んだ。また別の日には、みんなで3DSを持ち寄って何度も笑った。何度も、何度も笑った。

10年経った。

20歳になった私は、精神疾患を患って休学中。

こんな大人になりたくなかった、なんて思っては大泣きする日々を過ごしている。

そして昨日、久しぶりにポケモンでもするかと開いたSV

途中で止まっていたところから再開して、ストーリーで大泣きし、友達写真を撮り、ガチグマを出しては「でっか!?」、ウパーを出して「ちっさ!?」なんて大笑いしていた。

笑いながらみんなでレイドバトルして、写真撮って、可愛いポケモンを愛でて、ストーリー号泣して、キャラを好きになって…………。

気がついたら、全力で楽しんでた。余裕で楽しかった。手持ちにフォッコニンフィアサーナイトもいない。あの頃とは全然違うけれど、一目惚れしたミニーブやデカヌチャンが私の今の相棒

もう草むらからポケモンが飛び出してくることはなくなったし、料理次第で割と簡単色違いが手に入るようになった。オープンワールド自由になった世界では、かいりきいあいぎりも重宝しなくなった。ストーリーは3つあるし、DLCで新たな場所にもいける。あの頃のポケモンとは全然違う。けれども、楽しさは何も変わらない。

10歳の私へ

10年経っても私はポケモンを全力で楽しんでるよ。楽しみのない大人じゃなかった。大人になればストーリー感情移入したり、楽しみが増えるんだよ。大人になるのを恐れないでいてほしい。

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