2023-11-15

高気密は必要ないけれど気密測定は必要

はてなー大好きな高気密・高断熱住宅の話

家を建てるためにいろいろ調べて各ハウスメーカー工務店・某専門家などの意見をまとめると

「高気密は必要無い」

「気密測定は必要

の2つがもっとも確からしい答えになる

高気密は必要無い

まず大前提として高気密が必要理由は冬の冷暖房コストを抑えたいのが理由になる

(夏の冷房費用は年間を通じて支配的な要素にならない)

温められた空気が外に逃げなければ暖房コストを抑えることができる、という理論

だがこれはあくま理想論現実はそうではない

そもそも住宅は換気が義務付けられているのと、人が出入りするドアの開け閉めでかなりの空気が入れ替わる

また住宅は綺麗な外部の空気を取り入れないとウイルス等のリスクが増える

暖房空気を直接暖める方式効率が悪いことが分かっていて家の躯体や壁などを温める方が効果が高い

床暖房セントラルヒーティング寒冷地では持て囃されていて空気の入れ替わりはそれほど重要ではない

一方で家そのものが熱を逃すことは避けたいので高断熱は非常に重要となる

ただし断熱性の大半は窓の大きさに依存するのでスペック上の数値を追い求めるのにはたいして意味が無い

断熱材の厚さのミリ数を競っても設計で窓を大きく取れば意味がなくなる

断熱材を増やすのであれば窓も高価かつ重いものにしなければならない

気密測定は必要

では気密性は無視して良いかというとそうではない

今時の住宅であればそれなりに気密性は確保されているので冷暖房費は大して変わらないが

そもそも住宅の作りとして気密性測定はした方が良い

人間が目で見たり機器で測定しても分からないような誤差は気密性には数値で出てくる

まりは家の精密さを測定するために気密性は測定した方が良い

ただしこれも工務店等の現場住宅を組み立てるような場合には特に必要だが

大手ハウスメーカーなどのプレファ住宅であれば必要性は薄い

工場出荷の段階で精度は保証されていて組み立てでそこが大きく損なわれることはない

あるとすれば施工不良だがそれは見れば分かるのでまともな業者なら問題にならない

(もちろん一部の大手ハウスメーカーのようにかなりマズイ施工をしているところはある)

そのためプレファブではないような住宅場合は気密性を測定して家の精度を測定することをオススメする

暖房エアコン+補助

おまけに効率の良い暖房だが、よく言われるようにもはやエアコン一択である

他の方式電気やガスなどを熱エネルギーに変換するが

エアコンは室外の熱を電気で取りだしているので非常に効率が良い

とはいえエアコンでは躯体や壁を温めるのに時間がかかるた

床暖房や輻射熱系の暖房を組み合わせて使うのが良い

エアコンが8に対して他が2ぐらいの割合で温めるとちょうど良いというのが経験である

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