2022-02-27

ロシアウクライナ侵攻の責任の何割かは日本にあるのでは無いか

こんなタイトルの中身を見る人は大抵が既にウクライナで起きている惨劇を知っているはずなので、まどろっこしい現状説明は省くが「ソ連に焦がれない者には心がなく、ソ連回帰しようとする者には脳がない」という文言十八番ジョークにしていた男が、ウクライナ全面戦争を始めた上に、ポーランド国境にまで軍を貼り付け始めた。

冷戦が最悪の結末に終わってしまった世界を見せられているようなこの現状には、間違いなく日本国責任がある。全兵力の75%を西端に集められたのは、どう考えても東を警戒する必要が無いからだろう。

なぜなら、我が国には憲法反戦条項が含まれており、対外的武力行使を禁じている。それでもロシア在日米軍を警戒する必要があったが、モンロー主義回帰しようとするアメリカを引き止めることは出来ず、ロシア東側は極めて安定した状態にあった。

このロシア東側隣国たる日本体たらくは、間違いなくこの戦争を誘発させた一因だ。

憲法九条で手足を封じられているのをいいことに同盟国の派兵要請を断り、あるいはPKOに参加しても銃をとらずに前線で傷つく国連軍の後ろで水を配って工事しているだけという状態に甘えていたと言ってもいい。

(もちろん、自衛隊機雷処理や地雷処理などの危険任務にも従事しているが、それらの消極的な防御活動のみで済むのは、かわりに前線に立つ他国兵士いるからだ)

このウクライナ悲劇が終われば、その結果次第で次はロシア中国の同時侵攻に備える必要が発生する可能性がかなり高い。あるいは終結を待たずして中国台湾に侵攻を開始するかもしれない。

そうなれば沖縄西側の対中最前線基地になり、日本戦地となるだろう。しかも、それと同時にタガの外れたロシア北海道蹂躙する可能性すらある。

引き金が引かれた以上、何もしないで座して待つことはできない。戦う覚悟がない相手一方的蹂躙することほど楽な侵略はない。しかも、旗色の悪い戦争に援軍を出してくれる物好きがどこにもいないことも今回の戦争で分かるだろう。

日本を失うと経済的損失が多くの国に発生するような状況であれば話は別だが、残念ながらこの国は今や急速な経済後退を見せて先進国の枠組みから外れようとしてる、言わば衰退途上国だ。

日本の将来と国家秩序は、ありとあらゆる手段によって、完膚なきまでにロシアが叩きのめされない限り保障されない。

ロシア国民は本当に不憫だが、国家元首の不出来は国と国民が損をするというのは不変のルールだ。今は心を鬼にして、ロシア国家を揺るがすことになるような重大な制裁をするしかないだろう。その結果、核が使われることを覚悟してでも。

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