2021-09-12

企業セクハラには厳しいがパワハラには甘い理由

それは「加害者」「被害者」「企業イメージと業績影響」の三点で説明出来る。

1.パワハラ加害者は「成果を出す有能な幹部またはその候補であることがほとんど

職場立場上の優位性にある者がパワハラをやるという定義があるので、当たり前である無能な人はパワハラやれる局面すら与えられない。

またパワハラ加害者自分の力で優良顧客を得ることも多々あり、ヘタに加害者処分すると顧客流出して業績に響きかねないのだ。

2.パワハラ被害者は「無能な人」が多いが、セクハラ被害者は有能な女性が多い

これがセクハラ被害者との大きな違いの1つ目。当たり前であるが、パワハラ無能な人のダメな成果や態度に対して加害者が怒りを感じて行われることが殆どである

一方、セクハラはそうとは限らない。むしろ良い成果を出して目だつ女性社員がターゲットになりやすい。

ここまでの2つがともに成り立たないケースではパワハラもきちっと取り締まれることがある。先日東ヴェルディ監督パワハラ告発され辞任に至ったが、これは「無能と評されてた監督」が「チームの主力に対してパワハラ」をした、まさにこの2つが真逆になった事例だ。こういうパワハラケースでは加害者がきちっと罰を食らう。

3.セクハラ放置すると企業イメージと業績に響くが、パワハラ放置しても企業にはダメージなし

セクハラ女性層への大きなイメージダウン女性から不買運動につながり兼ねないので、企業経営者セクハラ案件発生に対して強く警戒する必要がある。だからセクハラには厳しくなる。

一方、パワハラ案件企業イメージダウンしたり不買運動が起きた事例はいまだにゼロである

まとめ:企業セクハラを取り締まるメリットはあるがパワハラに対しては取り締まるメリットが全くなく、さらに取り締まるデメリットすらある

これが企業パワハラ案件に緩い本質的理由である。本当にパワハラを無くしたいのなら、ガイドラインではなく明確な企業犯罪として取り扱うなど、「有能な加害者無能被害者に対して行うパワハラ」を放置するデメリットメリットを上回る仕組みが必要だが、その需要が現状ないので、需要を作り出す所から始めないといけないだろう。

でも、それで幸せになる人は、無能な側に居るごく少数だろう。

少なくとも、資本主義社会ではパワハラを取り締まるのは無理がある。

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