2021-07-04

オリパラ選手は黙っていれば明るい未来が待っているのか

たぶん。

とくにメダルを獲得した人は名誉とカネを手に入れるかもしれない。

だが同時に、かなりの数の日本人から戦犯」として長年にわたって憎まれ続けるかもしれない。

オリパラ選手は黙っている。

それが彼らにとって最適の生存戦略からだ。

大会の開催に反対して棄権すれば、アスリートとして終わるかもしれない。生涯年収も大幅に減るかもしれない。

大会に参加したいですと発言すれば、国民感情逆撫でする非国民扱いされ、多くの攻撃さらされる。当然、大会に向けて調整には集中できない。

から、期待できる見返りが最も大きい選択肢は、黙って大会に参加することになる。

問題は、そのような生存戦略に付き合わされ、感染爆発の危険さらされる「その他大勢」の日本人がそれをどう思うかだ。

オリパラ開催中にメダルを獲得した日本人選手がどう報道されるかはだいたい想像がつく。

この苦境のさなかに多くの日本人に夢と希望勇気を与えた真の日本人感謝、感動。

大会が終われば彼らはCMバラエティー番組に出演し、雑誌巻頭カラーを飾り、紅白歌合戦審査員になり、あるいはどこかの大学教員になるかもしれない。政治家にもなるかもしれない。

だが、ふざけるなよ、と彼らのことを思う人々も存在し続けるだろう。

他人の命を危険さらイベントに加担しておいて、その結果ひとかどの人物になったつもりかと。

都合の悪いことにはだんまりを決め込んでおいて、競技でうまくいけば国民全員の救世主にでもなったかのような、その火事場泥棒的なやり口はなんなのか。偽善者が、ふざけるなよと。

とくにオリパラ大会が原因で人出が顕著に増えて、自分コロナウイルス感染したり、家族を亡くしたり、仕事を失ったりした人は、選手を含めて、大会にかかわる人々を恨み続けるだろう。

どのように転んでも、オリパラ選手留保なしに祝福される状況はもうあり得ない。

開催判断先延ばしにして、彼らの希望をつないでしまったばかりに、余計な生存戦略を考案させてしまった。

大会を中止ではなく延期し、今年になってもあらゆる決断先延ばしにし続けた政治はつくづく罪作りだと思う。

  • なーにが戦犯じゃ こういう考えの人って脳みそどうなってんだろうか

  • 表に出てる叩ける弱い傀儡ばかり標的にして、 真の巨悪から目をそらしてばかりいる そんな不条理な憎しみをぶつけてくる連中に正義はあるのか? 鬱憤を晴らしたいだけのゴロツキは...

    • ポイントは、その「真の巨悪」と結局一蓮托生で動いている事実、 そういう選択をしていることをはっきり言わない選手も自己利益を最大化するために行動しているということ

  • コロナはただの風邪ってみんな分かってるから、感染者が増えようがコロナ脳以外はなんとも思わんと思うぞ。

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