最近転職して思うことがあるのだけれど、頭の回転の個体差が激しいのはなんでなんだろう、と思っている。
それがすべてではないけれど、地頭や頭の回転の速さは、成功するための要素の一つではあると思っていて、
特に環境が変わって、自分の頭の回転が遅くなってきているのを感じてきたので、どうすればよいのかを考えてみた。
以下に記載しているが、自分の観測範囲の中で見たことをもとに考えると、
頭の良さの要素の一つは、
「思考していること以外に、どれだけ余分なことを考えずに、思考ができるか」が大きいのではないかと仮説として思っている。
それだけだと当たり前のように聞こえるかもだけれど、特定の環境下では人は余分なことを考えてしまうので、それをいかにコントロールするか、というのが地頭をよくするための方向性になるのではないかと考えている。
例えば、話していて、相槌とかの反応がない人に対してはすごくしゃべりづらかったりなどあるかと思うが、それは頭の中で、話しながら「あれ、なんでこの人自分が喋ってるのに、反応ないんだろ…?」みたいなことを並行して考えてしまっているから、言い淀んでしまったり、要は頭の回転が遅くなってしまうという因果関係だと考えている。
そういう思考の速さを決める変数が、結構あるので、個体差が激しくなるのではないかと。
・子供の時のほうが頭の回転が早かった
=結局年をとって、言ってはだめなこととか、傷つけないような言い回しとかを考えながら話すようになったので遅くなったという気がしている。
・自信家で、自分の意見をはっきり言う人のほうが頭の回転が早い
=自分が正しい、とか他人からどう思われようが関係ない、と思える人は、他人の反応に対して思考のリソースを割かないので、結果的に頭が早くなる
=上記の通り、人からの反応が悪い理由を考えてしまい、それが脳のCPUを食ってしまう
・だれかに言うわけではない独り言は、すらすら言葉が出てくるし、頭の回転が早い
他にも吃音は精神的なところから来る症状というように聞いたことがあるが、吃音の人は、ひとりごとでは吃音にならないと聞いたことがあって、それに近いのではと思う。
●頭を良くするための方向性
つまりは、自動思考をいかに発生しないようにコントロールしていくか、ということな気がするので、認知行動療法やスキーマ療法などのような「認識」と「行動」をセットで変えていくような、やりかたをしていけばよいのではないかと考えている。
・結局上記の頭の良さの変数を見てみると、自分の意見を正しいと思える認知や性格みたいなところの改善が一つと、だれかからの反応を気にしないというのがもう一つの方向性、思ったことを素直に表現するみたいな性格的なところに行き着く。
・結局性格かよ、と思われるかもしれないが、心理学的に性格を変えていくための方法は確立されているので、その知識をインプットすれば多少は良くなるのではないかな。