2021-02-26

高須氏の再来週掲載予定「ダーリンは76歳」公開ツイート

https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1364886936578498561

高須克弥 on Twitter: "再来週のビッグコミックスペリオール連載「ダーリンは76歳」面白い🤣なう

 

著作者である内縁の妻西原理恵子氏の承諾を得たうえでの公開だとしても(まだ掲載紙は発刊されていないので、画像元はサイバラから提供なのは確かだ)、

商業誌の連載作品著作者がすべての権利を保持しているのではなく、著作権のうち公表権(著作物で、まだ公表されていないもの公表するかしないか、するとすれば、いつ、どのような方法公表するかを決めることができる権利)や公衆送信権アップロードして読者にダウンロードさせる権利)は作者から出版社金銭を対価として譲渡する契約を結んでいるものなので(でないと出版社雑誌掲載できん)、出版社の承諾を得ない公開は、一時期問題となったネタバレサイトと同じで著作権違反犯罪となる。

 

しかも今回はネタバレサイトのように一部のコマ画像文章であらすじという形でなく、ページまるまるスキャンして公開してるからより悪質。

 

もし作者であるサイバラ氏が、高須氏がツイッタースキャンデータ掲示すると認識した上で原稿提供したのなら、これは出版社との信義を損ねる行為であるし、出版社作品を一番に雑誌掲載することで得られた利益を害する行為であり損害賠償対象となりうるし、また公表権を譲渡して原稿料を得る連載契約違反となるので、そちら側でも損害賠償対象となりうる。

もし高須氏が公表するとサイバラ氏に伝えずに、ただ「じっくり見せて」等と言って原稿を借りて勝手スキャンしてアップしたなら、表現者作品に対するリスペクト皆無で夫婦間の信頼を損ね、今後の関係にも支障を及ぼす行為だろう。まあその辺は個人間の問題なので、お好きにどうぞだが。

 

とはいえ出版社無関係人物による権利侵害ならネタバレサイトのように訴えられて刑事民事で追及されるだろうが、高須氏は現在連載中の作者の内縁の夫という立場なので、出版社サイバラ氏との今後の関係配慮して、内々に注意を促すという形で済ませると思われる。

ただ、他の作家や今回の高須氏のアップロードを知っている読者の手前、出版社は何らかの対応を行い見解を示したほうが良い。これを内々に済ませて対外的には何もしないとなると、小学館ツイッターでのネタバレ、発売前のスキャンデータ公開を黙認する権利者だと誤解を広げる虞がある。

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