2019-06-10

日本科学教育が失敗する最大の理由

「『web of science』にアクセスできないから」だと思う。

これは一言でいうと、

「最新の科学技術を分類しておいてある、科学者が良く使うリサーチの道具。ノーベル賞もここから予想できる」

  

もちろん、グーグルスカラーでも論文は探せるが、

レビュー論文年代ごとや、引用数などで探すのは至難の業だ。

そこから、「いい論文」も探しにくい。

  

この『web of science』は、例えばNBI(内視鏡特殊な光を使って、ちょっと深い血管の様子が見れる)の知識を得たいと思う。

で、検索して、レビュー論文を選んで、一番関連度が高い論文サジェストされるから、それを読めば、だいたいのことが分かる。

どのような過程研究が始まり、どのような歴史的な展開があり、現在技術があるのか、未来課題は何なのか、どういう事が研究としてさらに行われているのか。それが分かる。

  

これが、普通ではできない。

大学とかが契約してないと、触れる機会すらない。

  

子供たちに自由研究させたりするときに、あるいは勉強したいことがある子供たちに、あるいは意識が高くこの世の科学最前線を知りたい子供たちに。あるいは、会社で腐って未来科学を疎ましく思う大人たちに。

そういう人たちが、この[web of science]に自由に触れられたら、ゼンゼン違うと思う。

国民が、これに触れられて、「この技術科学ってそんな感じが最前線なんだ」ってのが分かれば、ゼンゼン意識が変わると思う。

  

それに触れる機会が無い。

特に文系なら一生ないかも。

そこが、かなりのこの世の科学に対する人々の誤解を生んでいると思う。

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