2018-06-26

合理的婚活など存在するのか

オタク女の合理的婚活という本を読んだ。最初合理的婚活ってなんだろーと思って読んだが、全然合理的ではないしこの本ではただ婚活状況をダラダラ描いているだけだった。

作者はDinks (Double Income No Kids 共働き家計別・子供なし+別居希望)という奇跡的な、現行の結婚制度のいいとこ取りだけをしたいという条件の元婚活を始める。

一人愛称が”僕"な時点で痛い作者なのは明白だが、まず読んで一番に思うのはこの作者の異常なまでの男に対する対抗心・復讐心が透けて見える事だ。とにかく婚活出会う男を自分勝手些細な理由でバッサバッサと切り捨て(切り捨てられ)、全く婚活が進まず巨乳仕事が出来て美人な「わたしがかんがえたさいきょうのあねご」に説教され慰められる。

キラキラキャピキャピ婚活女子自分は違うとアピールしたいのか、婚活で知り合った男性恋愛関係にならず朝まで熱くオタ話語っちゃいましたエピや、理系男子から気があうねと言われるエピソードなど、とにかくサバサバ女子アピールがすごい。謎の上から目線で男を切り捨てるわりには、相手から好意を向けられると何かと相手に難癖をつけ、あなたは私には合わないと拒否する。育った環境がかなり特殊婚活よりも何よりも男に頼りたくない、頼ったら自分の負けという感覚しかないのだろう、作中で「男に負けたくない、許さない」という言葉が出てきて、この人は別に結婚がしたいわけではなく、将来のための身元引受人が欲しいだけなんだなと思った。

この作者の一番の問題点は、相手には自分の全てを受け入れて許して愛してほしいけど、自分相手には何もしてあげないし、したくもないというのが見え見えな所だと思う。

今時、別居婚週末婚共働き子なし家庭なんて珍しくないし別に当人たちが納得してそうしているのならいいけれど、この人の婚活婚活ではなく結婚して世間を見返したい、男に頼らず自立している私凄い!しか見えて来なくて不快感しかなかったです。

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